プロスポーツ選手という職業

プロスポーツ選手

競技スポーツにおいて、その関わりがもっとも深い職業といえばプロスポーツ選手である。当然ではあるがスポーツ選手として一定の金額を稼ぐためには、幼少期からの努力と常に結果を求められるシビアな世界で生き残るための体力と精神力が必要となってくる。

 

それを形成するために大きく関与してくるのが生まれ育った家庭環境である事は言うまでもない。両親がスポーツへの理解を示し金銭面を含め様々な面で協力してくれなければ、その子にどれだけの才能があったとしても開花させることなく終わってしまう事もあるだろう。

 

子どもの本気でそのスポーツと向き合いたいという気持ちを察し環境を整える事が、親が出来る唯一のサポートだろう。そんな一握りの世界で頭角を現す選手となれたとして、活躍がそのまま収入に繋がるわけでもない。

 

テレビで中継されるような花形スポーツの選手であればある程度の収入を得ることも可能だろうが、マイナースポーツの分野で選手として活躍している人の中には、遠征費や用具代を自分の給料で全て賄わなければならない事も多く、スポンサーがつかない限りはどれだけ高い給料をもらっていたとしても、手元に残る金額は同年代のサラリーマンより低い場合もある。

 

さらにスポーツ選手が競技以外で悩まされている問題の一つが引退後の進路だろう。野球を例に取ると、高校卒業後すぐにプロ選手として球団と契約したとしてもそこで活躍できなければあっけなく解雇されてしまう。

 

その後トライアウト等で別球団に行き活躍する選手もいるが、色んな球団を渡り歩いた結果目立った活躍もなくそのまま引退していく事の方が多い。選手としてではなくコーチとして働くという選択肢もあるが、それはある程度実績を収めた選手やベテランの選手でないと難しいだろう。

 

また地方の独立リーグや実業団のチームの選手という道もあるが、そうなると野球だけでは生計を立てられず、別の職業を探そうにも就職難と言われている今、簡単に見つかるものでもない。野球に限らず、これは他のスポーツの場合も十分考えられる事だ。

 

今、大学で教員の免許を取得してからプロ選手として契約するという人が増えてきている。競技一本に絞る覚悟も必要なのかもしれないが、一つでも選択肢を増やしておく方が、社会人としては利口な判断だろう。